Essay
                                                   エッセイ
2007/6/6 更 新 (2007年春号を追加)

 
 
クラリネット吹きのひとりごと

 
 

 
 

 昔の思い出話しや、最近の出来事を
思いつくままに綴ってみました。

みなさんのご感想などお待ちしています。

                                   有馬 靖彦
 

このエッセイは、2001年5月よりライブ会場でお配りしている
「ライブスケジュール」に掲載されたものです。
(協力:川上 隆 氏)

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2007年 春号

 毎年のことだが春になるとそわそわし、花のたよ りや山菜に誘われて野山に出かけたくなる。芝桜
 横浜市瀬谷の海軍道路は桜のトンネルになっていた。伊勢原市上谷の渋 田川の土手には地域の人が40年前に奥多摩から一株持ち帰り植えたのが、今では西川橋を中心にした上下流で、白や赤紫、ピンクの芝桜が一面に咲き美しい景 色を作り上げていた。所々に濃い色のブルーが咲いていたが、近くに行って見てみるとムスクスの花のかたまりだった。桃の花の新聞記事を見て山梨の一の宮に でかけ、そこはピンクに染まったなだらかな丘で美しい絵画に出会ったようだった。桃の花
 山菜摘みに出かけて、ふき、ノビル、せりなど手に入れた。ふきは冬か ら冷凍し保存しておいた魚卵との煮物、せりのおひたし、ノビルの酢味噌あえ、ふきのとうの天麩羅。春の今が旬で二週間ぐらいだけ味わうことのできるわさび の花はおひたしで、わさびの茎は二杯酢で、春の恵みは酒の相手をしてくる。
 越前純米大吟醸「艶」が届いたのはこの頃だった。この酒は「季節の色 を映し出す」とおしゃれなキャッチコピーの美味しい酒で、春の恵みと「艶」が晩酌の楽しみをよりいっそう味あわせてくれた。



2006年 秋号

 セロリとイカを炒めオイスターソースで味付けし晩酌のつまみにしたの は自宅に帰ってからだ。
 八月最後の日曜日に長野県富士見高原でピクニックコンサートinパノ ラマに出演し、頂いた採りたてのセロリは柔らかく美味しかった。
 スキー場のゲレンデは緑がはえ高原の風はさわやかに頬をなでていた。 気持ちよく演奏していると小雨が降り出しスタッフがテントをステージに運び入れてくれ雨にも負けず無事に演奏を終えることができた。
 コンサートの最後は「聖者の行進」でお客さんと会場を練り歩き最高の 盛り上がりだった。
 宿に戻り近くの温泉「ゆーとろん水神の湯」に行った。
ほのかに香る硫黄泉と夜空の下での露天風呂は汗を流した後の冷えたビー ルが楽しみだ。温泉はいいな!
 打ち上げのジャムセッションでは富士見ウインドオーケストラとデキ シーメドレーをアドリブコーラスもふやして何人かアドリブを入れ共演した。その後クラリネットポルカは楽譜を初見で酔っ払いが車の運転ではなくクラリネッ トを演奏した。
 音楽の仲間はいいな。楽しい夏の一夜を過ごすことができた。音楽と温 泉、そして食べ物の美味しさ忘れることはない。又、夏の高原で仲間に会いたいな!


2006年 春号  〜二月 秋田へクラリネット一人旅〜

 地方に出かけると良く散歩する。時々おかしな体験も楽しい思い出になる。
「秋田犬(アキタケン)会館に行ってきました」まじめな顔で言う。
「えぇ.......?」
「あの..長木川から市役所に向かってきて右側にありましたよ」
「はぁはぁ........!」地元の人達は大笑い。
「あぁ..それは秋田犬会館(アキタ・イヌカイカン)ですね」
「えぇぇ..犬会館(イヌカイカン)ですか? 秋田犬会館(アキタケンカイカン)と書いてありましたよ」とんだ間違いだった。
リサーチなしの散歩はこんなものかと思った。
 白鳥が飛来すると聞いた長木川には雪が降り積もっていた。川辺では白鳥や渡り鳥が餌をついばむのを近くではじめて見てから会館に寄ったのだった。

 秋田犬博物室で忠犬「ハチ公」の新聞記事・秋田三鶏(比内鶏・声良鶏・金八鶏)の剥製・マタギ部落の道具などを見てきた。
 夜「秋田比内や」を聞いて出かけたのは大正解だった。「つくね」の少し甘めのタレがついた焼き鳥を、卵の黄味につけて食べた味には感激した。地酒「ひないどり」と焼き鳥の味にはさすがに地元は違うと感じさせてくれた。
 クラリネット一人旅(三泊四日)の最初の夜に比内鶏と地酒に出会えたのは幸せだった。



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